葬儀のマナー
焼香の立礼
焼香の立礼とは、喪主や遺族が焼香所の横に立ち、ご参列された方一人ひとりに一礼することです。その際は、葬儀担当者が喪主の立ち位置などを案内いたしますので、ご安心ください。
※但し、異なる習慣もあります。
参列者の接待
通夜の参列者(弔問客)が、休憩を兼ねてお茶を召し上がっていただけるよう席を設けます。故人様を偲び、お互いに語り合いながら会食をするという昔からのならわしです。そもそも「精進料理」は、肉・魚介類を用いないものですが、最近は、寿司や刺身などを出されることもありますが、地域のしきたりをティアに確認しておきましょう。また、受付をお手伝いしていただいた方へのお食事も、忘れずに手配しましょう。お茶や薯蕷(上用)饅頭、食事などは、葬儀社で手配することができます。※地域によってはこの習慣がないところもあります。
精進落とし
精進落とし料理
精進落としとは、本来、忌明けに行うもので、この日から肉や魚を使った通常の料理を食べ始めることからきた習慣です。しかし、現在では葬儀当日の初七日法要後に、ご出席いただいた遺族や親族の皆様に対して、労をねぎらうための席となっています。お通夜終了後と葬儀開式前に、葬儀担当者が精進落とし料理の数を喪主へ確認いたします。料理は急な手配ができないため、初七日法要まで立ち会われる親族の人数をしっかり確認していただく必要があります。また、お子様がいらっしゃる場合、子供用料理もございますので、大人何名分、子供何名分と確認していただくことをおすすめします。その他、寺院(宗教者)の料理も確認が必要です。初七日法要のお勤め後、宗教者の方が、食事の席に同席される場合もあります。食事をされない場合は、御膳料をご用意します。寺院(宗教者)への食事の確認は、喪主様もしくはティアが行います。
食事の席順
食事の席は、寺院(宗教者)の方が同席される場合は上座に案内し、友人が同席される場合は友人が続きます。喪主・遺族はもてなす側なので、下座に座るのが一般的です。また、精進落とし料理の席では親族が揃っていますので、忌明法要や納骨の日時や場所などについての打ち合わせをしておくと良いでしょう。
ご挨拶例文
通夜・葬儀の際に忙しい中、弔問(会葬)にかけつけてくれた方へ御礼を述べます。
一般的には喪主が挨拶をされます。喪主の挨拶が難しい場合は、代理を立てる場合もあります。例えば、故人様の妻が喪主をつとめられ、ご長男がいらっしゃる場合は、ご長男が挨拶をされる場合もあります。
通夜での挨拶
本日は、皆様ご多忙中にもかかわらず、通夜にご弔問いただきまして誠にありがとうございました。
ここに、生前賜りました、ご厚情に対し、厚くお礼申し上げます。
尚、明日の葬儀・告別式は(午前・午後)○○時より執り行わせていただきますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
葬儀・告別式での挨拶
本日は、皆様ご多忙中にもかかわらず、故( )の葬儀にあたりまして多数の心からのご会葬をいただき、誠にありがとうございました。
ここに、生前賜りました、ご厚情に対し、厚くお礼申し上げますと共に、今後共私ども遺族に、変わりなきご厚情を賜りますようお願いいたします。 簡単ではございますが、これをもちましてお礼の挨拶にかえさせていただきます。