参列者の方

参列前のマナー

訃報を聞いた際に

葬儀の前は、気持ちの整理や準備などでご遺族の方は大変な状況です。親しい方の場合でも、深夜や早朝の弔問は遠慮した方が良いでしょう。また、電話をかけてお悔やみを述べることも非礼に当たります。参列の際に直接お伝えするか、参列できないときは弔電を打ちましょう。ご遺族へ亡くなられた経緯を聞く行為は、最も配慮に欠ける行動です。くれぐれも悲しみを増長させるような言動は控えましょう。弔いたい気持ちは大切ですが、ご遺族様のお気持ちを優先に配慮した行動を心掛けましょう。

喪家へ長居をしない

葬儀前の喪家は、想像以上に忙しく、ご遺族も疲れています。そこへ長居をするのはマナー違反です。お悔やみの言葉を述べて、早々に引き上げましょう。逆に、近親者や親しくしていた方、ご近所の場合などは、何か手伝えることがないかを伺って、進んでお手伝いしましょう。

故人との対面を自分からお願いしない

故人との対面を自らお願いするのは配慮に欠けます。ご遺族からすすめられた場合にのみ、謹んでお受けするのがマナーです。

故人との対面の作法

  1. 故人から一歩下がった位置で、故人に対して一礼します。
  2. 故人の傍へ寄って、手を合わせます。
  3. 故人のお顔を覆っている白布を、ご遺族があげてくださいますので、故人のお顔を拝して対面します。
  4. 手を合わせ、故人の冥福を祈ります。
  5. 故人から、一歩下がります。
  6. ご遺族に一礼して、退席します。

故人との対面においては、対面を勧められた場の状況というものもありますから、厳格にこの作法を守らねばならない、というわけではありません。
大切なのは、"ご遺族に対するお悔やみの気持ち"と、"故人の冥福を祈る気持ち"です。

参列時のマナー

時間を厳守する

遅刻は厳禁です。開始時間の案内通りに到着するようにしましょう。読経の最中に着席するのはできるだけ避けてください。もし、やむを得ない事情で遅れてしまったときは、お詫びを述べ、ご焼香をさせてもらいましょう。すでに受付に人がいなくなってしまった場合は、香典を直接ご遺族に手渡すか、拝礼の後、霊前に向けて供えます。

ご遺族への挨拶、私語は慎しむ

葬儀では、親しい間柄でない限りは、ご遺族に挨拶するのは控えます。あなたが参列したということが、弔意を表したということになります。ご遺族と親しかった場合でも、長話をするのは控えましょう。お悔やみの言葉は、手短に述べるのが基本です。また、参列の際、お知り合いに会ったからといって、仕事の話や近況など、世間話をするのはマナー違反です。 ご遺族への最低限のマナーとして、私語は葬儀後に会場を出てからにしましょう。また、静かにしていられる年齢であればかまわないのですが、ぐずりやすい年頃の小さなお子さんは、近しい親戚でない限り、通常は同席させません。

香典の準備

香典とは、線香・抹香や花の代わりに死者の霊前に供えるもので、現金を不祝儀用の水引を結んだ袋に包んだものをさします。また、香典には葬儀という突然の出費に対してお互いに助け合うという意味もあります。訃報の知らせを受けたら、通夜または葬儀のいずれかに香典を持参します。地方や宗教上のしきたりの違いもありますが、訃報を受けたら先方の宗教を確認します。新札を使うということは「前もって死を予期して用意していた」とされますので、注意しましょう。しかし、あまり汚い紙幣では、かえって失礼になります。もし、新札を使用する場合は、折り目をつけてお包みします。通夜と告別式の両方に参列する場合は、決まりはありませんが、通夜のときに持参するほうが自然でしょう。すでに通夜に持参したときは、告別式に重ねて持参する必要はなく、この場合、告別式では記帳だけします。受付で、「このたびはご愁傷様です」などお悔やみの言葉を述べ、差し出します。ふくさから不祝儀袋を取り出し、手早くふくさをたたみ、その上に不祝儀袋を乗せて差し出します。

香典金額の目安

お付き合いの程度にもよりますが、自分の気持ちを表すという考え方からすれば、お金よりいたわりの心が大切です。香典は親しい付き合いでなければ、気持ちだけ包むようにして、場合によっては控えても良いでしょう。香典を出さなくても、真心でご焼香だけさせていただく場合もありますし、告別式には参加しないで、出棺のときだけお見送りすることもできます。夫婦で通夜や葬儀に参列する場合、夫婦でひと家族と考えるため、一人のときと同額でも大丈夫です。但し、故人とのおつきあいが深かった場合や、葬儀のあとの会食にも出席する場合には、相応の金額を包みます。

会社関係・取引先の場合
ビジネスシーン・会社や職場では、会社名(社長名)で香典を出すこともあるため、まずは上司に相談します。金額は取引の程度によって変わりますが一般的には1万円以上です。弔電や供花を手配し、香典は贈らないこともあります。
社葬が行われた場合
一般的には1〜3万円程度。しかし普段からのおつきあいによって変わります。親しくおつきあいがある会社や、社長同士が長年にわたりおつきあいのある会社、大口の取引先の会社で行われる社葬の場合には、社長名で3〜10万円程度の香典を包むこともあります。通常は、香典とは別に供花を贈ることが多く、香典+供花の合計で3万円、5万円などとなります。
先方の直接の担当者などの葬儀
ビジネスシーン・会社や職場では、会社名(社長名)で香典を出すこともあるため、まずは上司に相談します。金額は取引の程度や相手の年齢によって変わりますが一般的には3,000円以上です。弔電や供花を手配し、香典は贈らないこともあります。
自分の親が亡くなった場合
自分の親が亡くなった場合でも、喪主以外の子供は香典を出します。
祖父・祖母が亡くなった場合
孫の香典について、一般的には、両親に扶養されている孫の場合は、両親が香典を出すため孫は香典を出さない、という考え方が多いようです。社会人になっている孫の場合は香典は出された方が良いでしょう。他の孫たちとのバランスもありますので、例えば年齢が同世代の孫たちで同じ額ずつ出して「孫一同」という形で香典を包んでもよいでしょう。人数が少ない場合には連名の形で氏名を書きます。結婚しているお孫さんの場合には、「孫一同」という形ではなく、単独で香典を出した方が良いでしょう。